2016年11月19日土曜日

静かなる 台所裏 ひしめける 去年(こぞ)の猫らの 幻を観る | 川柳一句 短歌二十五首

ネコじゃらし 飛び跳ねる猫 逃げる猫

ガリガリと 餌待ちきれぬ 猫どもが 敷居の引き戸 掻き毟りけり

やんちゃ猫 我に牙剥き 部屋の外 雨と冷気に 出るを躊躇う

ネコカンを 出せば残して 出さぬ日は 「いつものアレは?」 という顔で見る

食べる日は ドカドカと食い 残す日は 山盛りの餌 一口齧る

残し餌 皿下げようと 手を出せば 不服げな顔 猫が睨めり

ダラダラと 食いダラダラと 眠(ねむ)こける これが一番 猫の健康

顔洗い 雨の来たるを 飼い主に 知らすわが家の 賢き猫よ

ねこじゃらし 振れば鈴の音 聞きつけて 流し下より 猫飛び出づる

ねこじゃらし 追う猫に似て 人も夢 追いてきりきり 舞い狂いける

太鼓腹 ダラダラ食いの その果てに 猫が太りて 冬を迎えり

堅焼きの ジャーキー猫に 出したけど 齧りはするが 結局食わずw

「食い物を 置いてお前は 消え失せろ」 懐かぬ猫が 今日も牙剥くw

暖房の 付いたハウスと 付かぬ小屋 出たり入(い)ったり 初冬の夜に

爪とぎの 紙のカバーを 掻きむしり あっさり破壊 爪の威力よ

猫にして 猫に非ずや 家族なり 元気な姿 神に感謝す

抱いた猫 泥の付きたる 前足で 我の口元 パンチ食らわす

梟(ふくろう)の 如くホーホー 奇声上げ 縄張り荒らし 払うわが猫

静かなる 台所裏 ひしめける 去年(こぞ)の猫らの 幻を観る

ねこじゃらし 上にかざせば わが猫が コンマ数秒 直立をする

直立を してもせずとも 可愛さに かわりはないと 猫らを撫でる

飼い主の 威借り気弱な 雄猫が 庭先入(い)りし よそ猫を追う

皿盛りし 新しき餌 口つけず なぜにわざわざ 残飯食す

鯖虎の 猫の背撫でば 空鳴きの 我を見上げる 緑の瞳

ロンパリの 太りし猫の 目の色を しげしげ見れば かすかに青く

目の色が 青でも黄でも 緑でも 猫の可愛さ かわりはあらず

2016年10月21日金曜日

猫短歌 十七首(すやすや編)

絨毯の 部屋出た猫の 風流か 台所裏 箱の中寝る

中秋の 風ぞ冷たき 月の夜 寝るに限ると 猫床に入(い)り

かくれんぼ 台所裏 段ボール 二匹の猫が じゃれる夕暮れ

箱の中 寝ていた猫が またたびの 袋を見るや 飛び出してくる

またたびを 舐めるスピード 高速の 目にも止まらぬ 舌の動きよ

心地良い 寝床作った つもりでも 猫らは家の 外に出寝やる

猫ハウス 暖房つけて やったのに 猫ら泊まらぬ 絨毯の部屋

猫ハウス 暖房入れた 次の晩 ようやく猫が 入り居りけり

猫ハウス 眠る仲間に 誘われて 外いた猫も 中に入(はい)れり

音もなく 我の行く手に 先回り 突如現る 猫に驚く

何処行った 猫を探して 大騒ぎ ハウスの中で 眠り居りけり

窓開けし 我見た猫が 歩み来て 濡れたる屋根に 足を滑らす

足元に ごろり転がり 腹見せる 猫ふまぬよう 気をつけ歩く

同じ餌 出しても猫は 他の猫の 皿に在りたる 餌を欲しがり

背を撫でば 食べ残したる カリカリを 齧り始める 猫の不思議よ

ネコじゃらし 咥えた猫が 誇らしげ 自分の部屋に 戻りゆく也

寄り添いて ハウスの中で 眠りける 猫らに向い おやすみを言う

2016年10月9日日曜日

猫短歌 二十三首

寂しげに ミャーンと鳴く猫 まなざしに 負けてネコカン 今日も与える

餌くわえ 奪われぬよう 離れ食う 野良猫の性(さが) 今だに消えず

バルサンを 焚いた二日後 猫部屋に 平然と蚤(ノミ) 跳びはねる也

またたびを 舐めてきれいに なりし皿 雨の降る夜 台所裏

夜の庭 屋根を仰げば その角に 猫ぞ来たりて 我を見下ろす

草むしる 我の横へと 猫が来て ごろり転がり 撫でろとねだる

両腕で 猫抱き上げば 吾の顔を ざらつく舌で ぺろぺろ舐める

夕暮れに草をむしれば猫が来て名も知らぬ草ムシャムシャ食べる

カリカリと ドライフードを 噛み砕く 猫すこやかな 証しの音よ

猫二匹 ノミの消えたる 絨毯の 部屋で寄り添い 丸まり眠る

絨毯の 部屋に戻りし 猫たちが 体を伸ばし 眠る雨の日

梁の上 よくぞ落ちずに 眠れると わが猫ながら 感心をする

ささみ肉 赤み残して 茹でるなら 違いのわかる 猫味わい食す

ノミよノミ 押せど潰れず 身の丈の 百倍の距離 軽々と飛ぶ

蛞蝓が 夜に忍びて 猫どもの 残しカリカリ 食べに這い来る

配達の 猫砂欠けて 買い物へ 秋の望月 眺めて歩く

雨の夜 二匹並んで ハコ座り 朝待つ如く 猫ら眠れり

大雨で 部屋に戻りし 猫抱けば 濡れた尾に触(ふ)る 腕ぞ冷たき

窓開(あ)けて 猫らの部屋に 風呼べば 青葉ひとひら 舞い来たりけり

雨が来て 鳴く猫部屋に 入れたるも すぐまた外に 出る気まぐれよ

ハコ座り 台所裏 雨の夜 眠たげな猫 我を見上げる

前足に 長き尾の先 巻きつけて 身を伏せし猫 辺(あた)り窺う

猫喧嘩 鳴き声響く 庭先に 床の猫起く 神無月夜

猫川柳 三句

安売りのささみ猫らのために買い

直立を してもせずとも 猫かわい

ネコじゃらし 怖がり逃げる 猫可笑し

2016年7月31日日曜日

猫短歌 三首

夏の夜花火の音に気が付きて二階に上がりと眺める

縁(ふち)歩き足踏み外ししがみ付くほんとうに汝(な)はでありしや

皿盛りた餌は傷(いた)めど汝らを想う心は変わる事なし

2016年7月14日木曜日

猫短歌 六首

野良上がり 腰のリングの 輪に気付き 洋の血に 飼い主驚く

わが行手 先回りして 足元に ごろり転がる いたずらな

夜に みな部屋を出て 仕事無き 電気蚊取りの スイッチを切る

夕立の 滝のごとくに 降り落ちる 雨に驚き おびえ鳴く

玄関の 引き戸わずかな すき間さえ あっさりくぐり 入りくる

好物の 餌も今日には 口つけず の気まぐれ 今日も手を焼く

2016年7月13日水曜日

猫砂の 匂いが消えて 猫戻る

香水のような、石鹸のような強烈な芳香の猫砂(ネットスーパーで購入)を導入したため、わが家の猫たちは部屋から出ていった。
で、どこにいるかというと、朝方は屋根の上に乗っかっていたり、昼は庭先や掃き出し窓の下あたりにいるのだった。
夜になると、部屋で眠る猫は(しぶしぶ?ww)戻ってくるのだが、それでも部屋の棚などの(少しでも高い)場所に移動して眠っていた。

外に出て行った猫たちは、お腹が空くと部屋に入ってきて、餌皿のカリカリやネコカンを食べ、また部屋を出ていく。
とにかくもう、かの猫砂は猫たちに嫌われていたのだが、その匂い(臭いと表記すべきかw)もおさまり、猫たちも部屋に戻ってきた。やれやれwww

この猫砂、銘柄をはっきり書くと営業妨害になりそうなのでそれは避けるが、AMAZONでのカスタマーレビューのいくつかを読むと、かなり評判のよさそうな印象を受ける。ひょっとしてレビューの書き手は、メーカーの社員かプロの宣伝マンではないかと思えるほどだ。
…が、中には「猫が寄り付かない」とか、 「うちの子は苦手みたい」といったレビューも。やっぱり!!www

ともあれ今回のことはいい勉強になった。たかが猫砂、されど猫砂であるw

猫砂の 香りおさまり 逃げ散った 猫が一匹 一匹と戻る

2016年7月8日金曜日

猫砂を 替えたら猫が みな逃げた

ネットスーパーを日常的によく利用させていただいている。
いつもお世話になっているイ◯ンさんから、食べ物やキャットフードに加え、今回は「猫砂」も届けてもらった。
5Lで368円(税別)と、さほど安くもないが、消臭と「しっかり固まる」とのうたい文句に轢かれ、試しに購入してみた。

パッケージの封を切ってみると、何とも言えない甘ったるい芳香が。
「匂い、きつすぎないかな?」
と思ったが、大して気にもせずに猫の部屋に置いてある3つの猫トイレにそれぞれ投入した。
猫トイレには、以前から使っていた別銘柄の猫砂が残っていたが、それに足すような感じで入れたのである。すると、

「……!!」

芳香がきついと言うか何と言うか、甘ったるい匂いがそれこそ部屋中に充満した。
(猫たちが気に入ってくれるといいが…)
と思ったのだが……。


夕方、食事の時間になっても常駐の猫たち(ピャクリ、サビーナ、マカレル)が帰ってこない。
台所に行って、ドアを開けてしばらく待っていると、ピャクリとマカレルが姿を現したので、2匹をかかえて猫部屋に向かった。……すると、
ピャクリは部屋に入ったが、マカレルが突然暴れ出し、明らかに入室を拒んでいる!!
(この甘ったるい匂いを嫌ってるんだ…)私は愕然とした。


つまり、この猫砂の香りは、「猫が嫌う香水の匂いそのもの」 だったのだww
そうとしか考えられなかった。


 結局、2匹は食事をろくに摂りもしないで、また外に出て行った。
サビーナにいたっては、姿すら見せない。
そうこうしているうちに、タッチー(イタチ小僧)が入ってきて、2匹の食べ残した餌のネコカン部分だけを(ちゃっかりと)パクパク食べ始めた。

猫砂の 高き香りに 猫たちが こりゃたまらんと 逃げて帰らず

2016年7月3日日曜日

猫短歌 三首

雨の朝 散歩に出ろと 尻押せど 嫌がるが ごろり転がる

夜闇に 怖気付いてか 後退り が今宵は 部屋で眠れり

畳みたるブルーシートに潜り込み隠れたつもりのぞ可笑しき

2016年7月1日金曜日

背を触らる不快忘れる餌美味さ (せをふらる ふかいわすれる えさうまさ)

警戒心の強い猫との距離を詰めていくのはむずかしい。いや、猫好きの皆様なら既にご存知のことと思いますが。

昨夜、猫の部屋へ皿に盛った餌(ドライフード6にウェットフード4の割合)を持って訪れたのだが、 部屋にいた3匹(ピャクリ、サビーナ、マカレル)のうち、餌にとびついたのはマカレルだけ。
他の2匹は、昼間の食事(カリカリだけ)でおなかが一杯のようだ。

「な〜んだ、食べないの?ネコカンだよ?キティキャットだよ?」

と言いながら猫たちの前に餌皿を置くが、ピャクリとサビーナの食いつきはイマイチ。そんな2匹を尻目に、マカレルは餌皿のウェットフード(キティキャット:ささみ入りかつおまぐろ)をもしゃもしゃと平らげ、自分の分を食べ終わると、ピャクリの餌皿のネコカンまで食べ出したww …まあ、いつものことなんですが。
リーダー猫のピャクリは、自分の餌皿のネコカンを弟分のマカレルが食べても、さして気にせずといった感じ。

「…水を換えてくるか」

と、猫たちの飲み水の入った容器を2つ手に持って、台所に向かった。台所で器に新しい水を汲んで猫部屋に戻ると、なんと!新顔の猫、タッチーが、餌をがつがつと食べている!!

タッチー、お前いつ来たんだ!?www

どうやら、こちらは気付かなかったが、部屋にある段ボールハウスの一つに隠れていたようだ。
ついこの間まで野良猫だったタッチーにとって、ネコカン(キティキャット)はかなりのご馳走のようで、それはもう夢中で食べている。猫とのスキンシップを深めるいい機会だと思い、タッチーの背をナデナデした。
背中に触れられて、タッチーはびくっとしたのだが、餌の方が優先事項と見え、そのまま食事を続けた。私はそのまま続けて彼の背を撫でた。

背を触らる不快忘れる餌美味さ

タッチーは背中を触られることに警戒をしながらも、食事をやめられない。撫でているうちに警戒も薄れてきたのか、こちらに大人しく触らせるようになった。
すると、こちらの様子を見ていたピャクリが、タッチーに嫉妬したのか(?)、うなり声を上げてタッチーを威嚇し始めた。
タッチーはしばらく食事を続けていたが、餌皿から離れると開いた掃き出し窓から外へ出て行ったw

新参を撫でれば古参怒り出し喧嘩始める猫ヒエラルキー


2016年6月26日日曜日

猫増えて 餌の減り方 早くなり

猫が1匹増えて、しばらく経った。
そのニューフェイスの猫(タッチー)は、わが家にいるかき丸やマカレルと仲が悪く、どうなることかと当初は心配していた。

タッチーをわが家に迎える前、彼に向かって、
「ずっとこの家にいていいからね。かき丸やマカレルと仲良くするんだよ」
と話しかけてみたが、当の猫は、
『何言ってんだ?コイツ』
という顔でこちらを見ていたww

人間語 猫に通じる 筈ないが 伝わるものも ありやと思う

…で、タッチーは家に上がって餌を食べるようになったが、夜に寝る時は未だに台所の裏に3つ置いてある段ボールハウスの上で眠っている。
しかし、タッチーと仲の悪かったかき丸も、夜は同じ台所裏の棚の上で寝ている。
多頭飼いの場合、飼い主が心配しなくても、猫同士は折り合いをつけると聞いていたが、実際にその通りのようだ。

台所裏の物置やんちゃ猫梅雨の夜風に吹かれて眠る

2016年6月22日水曜日

俳句・川柳・短歌(蔵出し)

俳句

秋夕べ 腹が空いたと 猫鳴けり (2015年10月26日)

猫肥えて 冬の寒さに 備えけり (2015年11月25日)


川柳

餌まだか 猫が怒って ドア叩く

戸を窓を 叩いて猫が 餌ねだる

どこにある 猫が飽きない カリカリは

猫の背を 撫でると餌を 食べ始め

「おやつどこ?」 キョロキョロ猫が 目で探す

ネコカンは? ささみは?と猫 目でねだる

夜に寝て 朝に起きれり わが猫ら

「飼い主の 心気遣い 猫知らず」 by 人間
「主人とは 思ってないよ あんたをね」 by 猫

猫動画 上げてなりたや ユーチューバー
芸なんか しなくていいよ 元気なら


短歌

猫を撫で 時間を忘れ オーブンの 料理焦げるを 匂いで気付く

猫どもを 三匹乗せた 猫ハウス 丈夫な屋根も 撓(たわ)みてきたり

猫動画 撮って一山 当てたいが 食って寝るだけ わが家の猫は

侵入者 奇妙な声で 追い払う 太った猫の 顔ぞ凛々しき

皿下げる 時刻になりて 猫どもが あわてて餌を がつがつ喰らう

新しく 買ったカメラを 向けるとも 顔をそむける 屋根上の猫

体拭き ブラシかけても 猫たちは 地面の上を 転げ回れり

ピコピコと 長き尻尾を 振り立てて 鯖虎の猫 ミャーンと鳴けり

門限に 遅れた猫が 締め出され 掃き出し窓より 朝帰りけり

朝来たり 掃き出し窓の すき間より ひと息に猫 塀に飛び乗る

またたびを 一つの皿に 盛るならば 二匹の猫が 取り合い舐める

夕暮れの 台所裏 猫二匹 寛ぎ涼む 箱(ハウス)の上で

茹で切りに 工夫凝らした ささみより カリカリ選ぶ 猫の気まぐれ

2016年6月19日日曜日

人間語 猫に通じる 筈ないがw

朝、風通しのために猫の部屋を訪れた。掃き出し窓を開けるとイタチ小僧(タッチー)が来ていて、部屋に上がりたそうな風情。
「おなか空いたのか。上がっといで。ご飯あるよ」
と声をかけるが、警戒して上がって来ない。

人間語 猫に通じる 筈ないがw

彼の写真だけまだ撮っていないことを思い出し、2階の私の部屋にデジカメを取りに行った。カメラを手にして猫の部屋に戻ると…いた!
タッチーがカリカリを食べている。それはもう、実に美味しそうに食べているw

ちょっとわかりづらいですが、意外にスリムですw

ああ、美味しい…。こんな声が聞こえてきそうですww




新猫が カリカリを食む 美味しげに

…まあ、こんなに美味しそうにカリカリを食べてくれているのも今のうちだろう。
しばらくすれば、他の猫同様、舌が肥えてこちらを困らせてwくれそうだ。

日曜の朝猫の部屋訪れば新しき猫上がりて来たる

 

こちらは私をよく引っ掻くかき丸。おなか一杯なのでムスッとしていますw

2016年6月13日月曜日

雨の朝 猫も眠いと 起きてこず

ここ静岡県東部、今朝は雨である。
猫部屋に行っても、私を迎えたのはマカレルのみ。ピャクリとサビーナは段ボールハウスの上で並んで寝ており、私の気配に気付いているはずなのに眠り続けている。

飼い主を 無視して眠る 雨の朝

一匹(ひとり)元気なマカレルも、降る雨を気にしてか、掃き出し窓を開けても外に出ようとしない。
「ま、いいか。寝てなさい」
そう言って猫の部屋を出た。

先日、猫たちの画像をアップさせていただいたが、新顔のタッチーの写真がまだ撮れない。私がカメラを持っていくと彼はおらず、タッチーが部屋にいる時にカメラを取りに行くと、もういなくなっているという具合w

猫いればカメラ手元に無くカメラ持ちて行くなら猫立ち去れり
(ねこいれば カメラてもとに なくカメラ もちていくなら ねこたちされり)

ちなみに私が使っているカメラは、CanonのIXY150という普及モデルのデジカメ。一つ上のIXY160というのには手ブレ防止機能が装備されているのだが、実はこの150にも手ブレ防止撮影モードがあって、さほど不便は感じていない。…ただ、フォーカスも露出も機械任せというのには若干物足りないものを覚える。よし、次に買うのはと手動でフォーカスと露出補正ができるモデルにしようw

2016年6月11日土曜日

猫画像 ブレてますけど 許してね

今日はわが家の猫たちを紹介します。
向かって右がピャクリ(白狸)、左がマカレル。仲良く朝ごはんです。

これがさび猫のサビーナ。
「何か用かい?」といった表情です。

そして私をよく引っ掻く、かき丸。
 この写真を撮った時は2月頃だったので、寒さに対抗して体をふくらませています。

ピャクリ。鶏肉の大盛りを黙々と食べています。


おまけ。猫の部屋に転がっていたトカゲの干物。誰がやったのか。ごめんね、トカゲくん。

 

2016年6月10日金曜日

夜来たり 散歩する猫 眠る猫


以前に飼っていた黒猫が、夜に眠って朝に起きるという生活リズムだったので、猫の全てが夜行性ではないと思っていたが、やはり4匹(5匹になりつつあるが)いると、行動にも個性が表れてくる。
夜の食事が済むと、「外に出して!」と掃き出し窓の前に座っている者、眠りたげな顔をしている者、それぞれである。

昨夜は、鯖虎猫とさび猫が外に出たがっていたので出してやったが、彼らとて毎夜食事の後に散歩をするわけではなく、部屋のカーペットの上にゴロンとひっくり返っていることもしばしばなので、やはり猫はどこまでも気まぐれである。

リーダー格の猫は、家周囲の縄張りを気にする様子もなく、段ボールハウスに入って眠りたそうな顔をしてこちらを見ていた。それも
「あんた、まだいるの?俺はもう寝たいんだけど」
と言いたげな風なので、少し撫で撫でをして部屋を出た。

夜行性? 誰の事だと 猫眠る

けさ、猫の部屋に行くとリーダー猫は段ボールハウスの中で寝ており、私に気付いても出てこない。部屋のカーテンを全て開け、窓を開けるとようやく出てきて、伸びとあくびをしている。

外を見ると開いた掃き出し窓の向こうに、先日、飼うことに決めた新顔のイタチ小僧(タッチー)が見えたので、
「おいで。ご飯あるよ」
と、カリカリとウェットフード(ネコカン)の入った餌皿を見せるが入ってこない。やはりこちらをまだ警戒しているようだ。

彼は私が部屋を出るのを見計らっているようで、その様は
「あんた部屋を出るんだろ?早く出てってよ。俺、腹が空いてるんだから」
といった感じだ。
私が部屋を出ると、引き戸を締め切らないうちにその猫(イタチ小僧)は、掃き出し窓から入ってきた。

朝起きて 食べて遊んで 夜に寝て 健康生活 猫の一日

2016年6月5日日曜日

新参は 鼬(いたち)の如き 君なりき

野良猫が 猫らの部屋に 入り浸り 一緒に餌を 食べていた也

どうやら、飼い猫が1匹増えることになりそうである。
2ヶ月ほど前から、灰色の毛柄の野良猫が猫部屋に侵入し、勝手に餌皿のカリカリを食べていたのだが、これが猫たちの新しい仲間になりそうだ。

私が猫たちの部屋に入ると、その猫は開いた掃き出し窓から外に出て行き、私が部屋を出ると再び猫部屋に戻るといった塩梅。
ちょこまか行動しながら、ちゃっかり餌皿のカリカリやネコカンは食べていく抜け目なさで、私は彼(まだ雌雄の判別不明だがw)を「イタチ小僧」と呼んでいた。

しかし人間同様、あるいはそれ以上に猫の新参加入は難しいものがあり、件(くだん)の灰色猫は、リーダー格のピャクリとは仲がいいものの、他の猫、マカレルやかき丸とはあまり芳しい間柄ではなく、ちょっとしたことで喧嘩が始まる。
昨日も、同じ部屋で並んで餌を食べていたかき丸とその灰色猫だが、かき丸が威嚇の声を上げ始めると、窓から外へ出ていった。

…とはいえ、最初の頃に比べると、同じ部屋にいて問題なく過ごしている時間が伸びてきたように見受けられる。
結局、この猫も面倒を見ることにし、イタチ小僧から取って、『タッチー』と命名した。
頭数が増えた分、餌代もかかるわけだが仕方がないw

新参は 鼬(いたち)の如き 君なりき

2016年5月28日土曜日

下りる時 贅肉の重みが 足にかかる (おりるとき にくのおもみが あしにかかる)

昨年、野良猫たちを引き取ってしばらくしたある日のこと。
母がリーダー格の白狸(ピャクリ)を指して、
「あの猫はよく食べるのに、全然太らないねえ。お腹に虫でもいるんじゃないの?」
と言った。

…確かに、野良上がりの彼ら、回虫が体内にいる可能性はこちらも考えていた。
さっそく、近所のDIYショップのペットコーナーへ行き、犬猫用の虫下しを買ってきた。
犬ならばオブラートにくるんで飲み込ませることもできるだろうが、猫ではそうもいかないだろう。湯通しした鶏ムネ肉の細切りを餌皿に盛って、注意書きの分量を守って混ぜた。

問題の猫は台所の裏にいて、皿に盛った鶏肉を見せると飛び付くように食べ始め、ほどなく平らげてしまった。
念のため、ほかの猫たちにも、餌に混ぜて虫下しを飲ませた。
…それから2週間ほどすぎた頃からか、何となくピャクリの下腹に肉がついてきたように見える。
「ああ、太ってきたじゃないか。やっぱり回虫がいたんだな」
と思い、回虫駆除に成功したのであろう、と喜んだ。

しかし、 ピャクリはその後も肉付きがよくなり、有り体に言えば太ってきた。
カリカリや肉を、毎日バクバク食べているのだから当然かもしれないが。

健康に なってほどなく 猫太り
 
そして体重の増加は、彼にプラスとマイナスの結果をもたらした。
プラスの方は、体格が横にひと回りほど大きくなったためか、押しが強くなり、縄張りに侵入してくる近所の野良猫を、ほとんどうなり声だけで撃退するようになったこと。飼い主としては喧嘩は心配の種だが。

マイナスの変化は、高い場所への(からの)移動である。
太る前は、1mほどの高さの場所へは、身軽にしなやかに昇り降りしていたのだが、太った後は様子が変わってきた。
高い所に上がる時は問題ないが、下りる時に自分の体重が前足にかかるらしく、一呼吸ほど置いてから下りるようになったのだ。それはまるで、
「いち、にいの……さんっ」
という風にタイミングをはかっているようで何ともおかしい。

前足に 猫の体重 かかりけり 上がるはよいが 下りるがきつい
 
とはいえ、やはり太り過ぎは人間同様よくないと思われ、もう少し猫の贅肉を落とさせる方法をあれこれ思案しているのである。

2016年5月22日日曜日

爪とぎを 無視して猫が 柱掻く

母が、猫たちのために『爪とぎ』を買ってきてくれた。
猫たちが、家の柱や襖の縁(ふすまのへり)で爪を研ぐので、何とかするかと考えていた矢先のことである。
細切りの段ボールを十数枚接着したもので、この容器のフタを開けて吊るす、裏表使える、などと取扱説明書に書いてある。

容器の加工にカッターが必要と思われることに加え、吊るす適当な場所がないので、とりあえず容器から出して部屋の壁に立てかけた。
「これからはこれで爪を研げ。わかったな」
とリーダー格の猫に言ったが、むろん人間の言葉がわかるはずもなく、言っているそばから彼は襖の緣で爪を研ぎ始めた。

爪とぎを 買ってやっても 猫どもは 部屋の柱で 爪を研げれり

「これこれ。ダメでしょ。これで研ぎなさい」
と、猫の前足をダンボール製ぼ爪とぎに当てたが、猫は「にゃああん」と明らかに拒否の鳴き声を上げている。
「まあ、いいか」
爪とぎをまた壁に立てかけて部屋を出た。

しばらくして猫の部屋を訪れると、何と!
壁に立てかけておいた爪とぎが、床に倒され、その上にリーダー猫のピャクリが座っているではないか。しかもハコ座り!ww

リーダー猫は目を細め、いかにもくつろいでいる風。どうやら、爪とぎの材料である段ボールの切断面が心地よいらしい。
さらに。しばらく見ていると、爪とぎの上から下りたリーダー猫は、床に横倒しになっているその段ボール製の爪とぎを、ガリガリ引っかき始めた。やった!!www

爪とぎを ベッド代わりに 猫が敷き 下りては爪を ガリガリと研ぐ

2016年5月21日土曜日

掃除機の 音に驚き 猫跳べり

ほとんどの猫は、電気掃除機のあの吸引音が嫌いらしい。
初めて猫たちの部屋で、電気掃除機をかけた時のことである。

部屋には、リーダー格のピャクリ、さび柄猫のサビーナ、鯖虎猫のマカレルがいた。
カーペットの上には、餌皿からこぼれたカリカリや、猫トイレの猫砂(紙製) などが、少量であるがそこここに散乱している。それらを吸い上げるべく、電気掃除機のスイッチのスイッチを入れた。

…すると、
ゴーーーッ!! という掃除機の吸引の轟音とともに、3匹のうち2匹はパニック状態に。
引き取ってもまだ完全には警戒心の抜けなかったさび柄の猫は、私に向かって「フシャーーーッ!!」と牙を剥き 、

「ついに本性を現したね!お前の正体がわかったよ!」

と言っている(ように聞こえる)。
リーダー格の猫の反応はさらに激しく、掃除機の吸引音が轟くとともに、閉め切っている掃き出し窓の方へ駆けていった。
そして、閉まっている 掃き出し窓の上方へ向かって大ジャンプを繰り返した。
ぴょおん!! ぴょおん!! と何度も跳びはねる。何とかして逃げようとしているのだ。

あまりの反応に苦笑して、ひとまず電気掃除機のスイッチを切り、掃き出し窓を開けて怯えている2匹を外に出してから再び掃除機をオンにした。

掃除機の 音に驚き 猫跳べり スイッチ切って ごめんと詫びる

残された1匹、鯖虎の猫は、掃除機の轟音にも平然としている。猫にも個体差があるようだ。
部屋から出ていった2匹が、ブロック塀の上から部屋を覗きこんでいるのも知らん顔で、鯖虎猫は掃除機の激しい吸引音も、どこ吹く風といったふうにカリカリを齧っていた。

悠然と 掃除機の音 聞き流し 食事続ける 鯖虎の猫


2016年5月20日金曜日

ネコカンの プルタブだけが 引き抜けた

缶詰には大きく分けて缶切りで開けるタイプとプルトップ型(FOE)の2種類があるわけだが、猫用ウェットフードの多くも、この缶詰に入れられ販売されている。
で、このプルトップ型の缶詰なのだが…やらかしてしまったのである。プルトップの取っ手部分(プルタブ)だけを引き抜いてしまったのだw

…どうも、タブを起こす際に十分に起こさないと、タブの付け根から外れて引き抜いてしまいやすくなるようだ。
後悔しても外れたタブがくっつくわけじゃない。缶切りを持ちだして缶を切り、開けた。

ネコカンの プルタブだけが 引き抜けた

しかしまあ、この猫缶(ネコカン)というのもありがたいものである。
猫が喜ぶ魚や肉がぎっしり詰まっていて、ただ開けるだけでOK。おおむねリーズナブルな値段だが、ささみの缶詰には人間様の食べるものより高価なものもあるようだ。まさにお猫様のお食事である。

個人的実感からすると、
カリカリ → 猫缶(ネコカン) → ささみ
の順で猫のテンションが上がっていく気がする。
ただネコカンも種類によって、猫の好みは大きく分かれるようだ。わが家の猫たちは、いわゆる『ゼリー仕立て』というタイプが好物。

栄養のバランスを考えて、ドライフード(カリカリ)を6〜7、ウェットフード(ネコカン)を3〜4ぐらいの割合で与えているのだが、猫たちにはあまり人間側の気遣いは伝わらないようだ。
マカレルという雄の若猫は、与えられた自分の餌皿のネコカンだけをさっさと食べてしまい、ほかの猫の餌皿のネコカンを食べに行くのが日常。
「こら!お前はまた……なんてお行儀が悪いんだ!」
と口で叱っても、当の猫はしれっとした顔で、今日も他の猫の皿をあさっている。
美味しいものを、あとの楽しみに残すという考え(?)は猫には絶対的にないようだw

好物は 真っ先に食う 猫文化

2016年5月19日木曜日

ゲジゲジに パンチ繰り出し 遊ぶ猫

猫たちの餌(食事)を与えるために、猫部屋を訪れると、リーダー格の猫(ピャクリ)が、座って前足を散発的に動かしている。シュッ! シュッ! と小刻みに猫パンチを繰り出しているのだ。
「……?」
近寄って確認すると、やはり虫のような物を前足でいじっているのだ。さらによ〜く見てみると、何と4cmほどのゲジ!!ww うわあ…。

ゲジゲジに パンチ繰り出し 遊ぶ猫

ほとんど動かなくなっているそのゲジゲジを、重ねたティシューで包んで、ゴミ箱へ捨てた。

猫と蟲 片や撫でられ 片やゴミ 命同じと わかっているが

そういえばこの春、ある寒い朝に台所に立つと、ゴキブリの2.5cmほどの幼虫が蠢(うごめ)いているのを発見。
「ごめんよ」
と言いながら重ねたティシューで包んでプチッ!
……。

 ゴキブリよ 春に目覚めし その朝に 命終わりし 汝の哀れ

一種詠んだ。
とはいえ、同居の母は
「ゴキブリなんて、全然かわいそうに思わないね。どんどん駆除しておくれ」
と言っている。
お母さんよ、あんた最近、『舌きりすずめ』のおばあさんみたいだぜ?ww

そういえば先日、猫たちの部屋に掃除機をかけていたら、部屋の隅に『煮干し』のような物が落ちている。
「……?」
よく見ると、干からびたトカゲ。もちろん、とっくに動かない。わが家の猫たちに捕獲されたのだろう。合掌して、窓を開け、庭先に放った。

猫たちに悪気のあるはずもなく、無邪気に戯れているだけなのだろうが、ゲジゲジやトカゲにしてみれば、生涯最大の災難であったろう。

蟲蜥蜴(むしとかげ) 猫にとりては 玩具(おもちゃ)かな 代わりに詫びて 弔い送る

2016年5月18日水曜日

ささみ肉 うかつにやるな 癖になる

カリカリときれいな水が、結局猫の健康には一番いいらしい、ということは先日書かせていただいた。実はこの情報はツイッターのTLで知ったのだが、そこに「思い出し程度にささみを与えるとよい」とも。
そうか、『ささみ』か!
そういえば、地域で(ボランティアで)野良猫の保護をしているおばさんも「猫はささみが一番好き」と話していた。

さっそくスーパーへ行き、ささみ肉400g(ほど)を買ってきた。うち半分を(加熱せず与えるのもどうかと思われたので)軽く湯通ししてから水分を切り、幅1cm程度に切り分け、3つの皿に盛って猫たちに与えた。反応は思った以上で、猫たちは飛びつくように食べ、それはもう一心不乱といった風である。
やがて食べるのが早い者は自分の皿にある分を食べ終わると、ゆっくり食べている他の猫の皿にまで口をつけ始めた。
「こらこら、お前は食べただろうが」
と、その猫だけ抱え上げ、他の部屋に隔離した。

…ともあれ、最初のささみ給餌は大成功であった。
(予想以上だ。あんなに喜ぶなら、1週間に2回ぐらいやってもいいな)
と思ったのだが、この考えが甘いことを知らされるに時間はかからなかった。

翌日、餌皿にカリカリと猫缶(ネコカン)を盛って与えたが、食べ始めたのは1匹だけ、ほかの猫はニャーニャー鳴いている。

あれは ?昨日くれた美味しいやつ。あれちょうだい!!」

と言っている(ように聞こえる)。
仕方がないので昨日の残りのささみ肉を、手早く電子レンジで加熱して切り分け、与えると飛びついて食べ始めた。
(変なこと学習しちゃったみたいだな…)
と思っても後の祭り。

ささみ肉 うかつにやるな 癖になる

ささみ肉を茹でて→水切り→切り分けてから各々の皿に盛って出すのだが、これだけでもかなりの手間がかかり、これが毎日、3ヶ月以上は続いた。
ささみ肉を、カリカリやネコカンと混ぜて皿に盛って出し、ささみ肉の割合を徐々に減らしていって猫たちの食習慣を元に戻すのにかなりの時間がかかったのであるw

ささみ肉 味を覚えた 猫どもが 「これじゃないよ」と カリカリを見る

2016年5月17日火曜日

今日もまた 皿にカリカリ 残す猫

朝、少し寝坊をして、猫への餌やりが遅れてしまった。
朝食(というべきか)の、カリカリを入れた5Lのポリバケツを持って、猫たちのいる部屋に向かったが、部屋に入って少し驚く。3つ置いてあった餌皿のドライフードが、みなきれいに平らげられており、わずかなかけらがこびり付いているだけ。

いつも朝の餌やりの時間に行くと、餌皿には昨夜に盛ったカリカリが(量の多少はあるにせよ) 残っているのが普通なのだが、たまに朝の給餌に遅れると(食べ物がない)猫たちは、皿に残ったカリカリを食べるようだ。

カリカリも お腹が空けば ご馳走か

私の姿を見た猫たちが
「早くごはんをちょうだい!」
といった風に足元にすり寄ってきたので、バケツを開けて餌皿に餌を盛って猫たちの前に出すとすぐに、カリカリ音をたててドライフードをかじり始めた。

しばらく食べていた猫たちは、ほどなく餌皿から離れ、おのおの次の行動に移った。ひっくり返ってゴロンゴロンする者、撫でてもらおうとこちらに寄って来る者、
「もうあんた(←飼い主)に用はないよ。早く行きな」
といった風に離れた場所に座る者。
…もちろん、餌皿の上にかなりの量のカリカリを残したままである。小腹が空いたらまた食べるのだろう。猫好きの人なら誰でも知っている『ダラダラ食い』だw

今日もまた 皿にカリカリ 残す猫

 以前、猫たちのダラダラ食いを直すべく、餌やりの30分〜1時間後には皿を下げるようにしたら、猫たちは規則正しく食事をするようになった。食事を出されても、しばらくすると皿ごと下げられることに対し、
「早く食べないとごはんが消えちゃう!」
と理解したのだろう。人間が皿を出す→猫たちが黙々と食べる、という健康的な(?)生活がしばらく続いた。
…が、こちらが忙しさにかまけて皿を出しっぱなしにするようになると、猫たちはあっという間にダラダラ食いに戻った。2日もかからなかったと思うw

飼い主の しつけを笑う かの如き ダラダラ食いに 猫ら戻れり

2016年5月11日水曜日

マタタビも 毎日出せば 猫飽きる

近所のDIYショップに、猫のトイレ用の猫砂を買いに行った時、マタタビの粉末を商品棚に発見。以前飼っていた猫がマタタビを好きだったのだが、今のわが猫たちに効くかどうかと思いつつも、リーズナブルな値段だったので購入、家に帰った。

猫のいる部屋には、ちょうど4匹のうちの3匹がたむろしていた。
一袋の中にスティック状のアルミパッケージが数本入っており、その個別パッケージを破って、3皿にそれぞれ同じぐらいの量になるように入れる。パッケージによると1頭につき0.5グラムがいいようだ。例によって与える前にネットで調べると、与えすぎて猫が興奮した挙句の事故も報告されている。十分に気を付けなければ…。

はじめにサビ猫(雌)の前に、マタタビの粉末を乗せた皿を差し出した。すると当のサビ猫は途端に興味を示し、即座にペロペロ舐め始めた。
その時、若猫のマカレルが近づいてきて、その同じ皿のマタタビを舐めようとした。その時である。
サビ猫(雌)が前足で若猫(雄)の頭をバシッ!と叩いたのである。
「これは、あたしのもんだよ。ひっこんでな!!」
…そんな声が聞こえてきそうだった。

犬でも猫でもそうだが、群れの序列に関わらず、雄は雌に頭が上がらないようだ。

で、頭を叩かれた若猫は怒るわけでも警戒して背中の毛を逆立てるわけでもなく、その場にひっくり返ってゴロゴロ言い始めた。匂いだけでもご機嫌になるようである(?)。
「ほらほら、お前の分もあるよ」
と、若猫にも皿を出し、リーダー格の猫にもマタタビを盛った(というほどの量ではないが)皿を出した。
3匹とも一心不乱に舐め続け、大した量ではないからほどなく舐め尽くした。そして3匹ともひっくり返り、気持ちよさそうに転げ回り始めたのである。
大成功!ww
猫たちの機嫌よさげな風を見て、飼い主もすっかり嬉しくなった。

こんなに喜んでもらえるなら、毎日やってもいいな。
いや、いっそマタタビを育てて、実を採取できるようにするか…。
そんなことを考える飼い主であった。まったくバカである。

マタタビも 毎日出せば 猫飽きる

猫たちが喜んでいたのは最初の数日、1週間もしないうちに、マタタビの皿に飛びつくことはなくなった。所詮は刺激物、べつに腹がふくれるわけでもなく、動物の本能が健全な判断を行なっている、ということなのか。
快楽に溺れることもなく、マタタビの皿に殺到することもなくなった猫たちの姿は、『自然の賢さ』を人間に教えているかのようである。考え過ぎか。

マタタビを 毎日出せば 猫も飽き 飼い主の顔 立てて舐めれり

2016年5月9日月曜日

牛乳を 与えていいか よくないか

猫の食事といえば飲み物もそう。
水を毎日変えるのは当然としても、ほかの飲み物、たとえば牛乳。これほとんどの猫が喜んで飲むようだけれど、果たして猫に与えてもいいものなのか…。

ネットで調べると、「与えない方がいい」という意見と、「全然問題ない」という意見があって、さあ困ったもんだ。

牛乳を あげていいやら 悪いやら あれこれ調べ 迷う猫バカ

まあ、結局は『猫用ミルク』にすればいい、ってことなんですかネ。それにしても猫用のミルクって割高感あるなあ。ま、飛ぶように売れるもんじゃないんだから仕方ないのか。
それで心配がなくなるのなら安いもの。何より猫のためだw

牛乳をあげてはいけない理由の一つに、「下痢をする」とか「便が柔らかくなる」とかいうのがあったのだが、わが家の猫は全然平気。
4匹いるうち、3匹が牛乳大好きなのだが、普通の◯◯◯をします(お食事中の方、ごめんなさい)。
朝起きた時、真っ先にするのは食事でも洗顔でもなく、猫たちのトイレの片付けなのだけれど、猫砂の中には液体を吸って固まった猫砂のほかに、固形物も入ってます。…大丈夫、今朝もしっかり固まってるぞ。

猫トイレの掃除をしていると、リーダー格の猫、白狸(ピャクリ)というのがやって来て、私の手元を見ている。猫砂の中から固形物wを取って軍手をした掌の上に乗せ、
 「ほら、お前たちが出したもんだよ。食べるか?」
と言うと。少しにおいをかいだ後、顔をそむけて立ち去った。

猫トイレ 片付けをする 我の手を 猫ら来たりて 何かと見つむ

2016年5月6日金曜日

気遣いの ふやけカリカリ 猫そっぽ

すみません、カリカリの話がもう少し続きますw

飼っている猫4匹の中で、1匹だけ食の細い猫がいる。サビ柄の雌猫なので『サビーナ』と命名(安易だw)したのだが、このサビ猫が、元々食が細い上に、時々食べたカリカリをほとんど未消化のままで吐き出すのである。
心配のあまりネットを散策すると、同様の事で悩んでおられる飼い主さん達もいらっしゃる一方で、
「猫はあまり噛まないで飲み込みます。心配いりません」
というご意見もあったりして、今更ながらネットのありがたみを痛感するのであった。

大丈夫と言われても飼い主としてはやはり気がかり、解決策は?と思っていると……あった。
当のドライフードのパッケージの裏に「仔猫への離乳食や、老猫に与える時はぬるま湯でふやかして」と書いてある。

なるほど!口当たりが柔らかければ、猫もネコカンみたいな物と思ってもりもり食べるかもしれない(もりもり食べる猫はいないかw)。とにかく、ぬるま湯でふやかして与えることにした。
熱湯ではダメらしく、人間が触ってみてちょっと熱いくらいがいいようだ…。
皿に盛ったドライフードにぬるま湯を注ぎ、15分ほど待って、余分な水を切って、さあ!問題の食の細いサビ猫の前に出した。

…しかし、サビ猫は心尽くしの柔らかカリカリには目もくれず 、となりの皿の(普通の)カリカリを食べ始めた。
それでも、かすかにカリッ、カリッと音が聞こえている。ああ、多少は齧っているんだな、まあいいか。と思い、猫のいる部屋から出た。
そして、6時間ほどしてから、次の餌やりに部屋を訪れると、何と!

ふやかしたカリカリは、ほとんど口つかずで残っていたw
ほかの餌皿に盛ったカリカリとウェットフード(ネコカン)は、あらかた平らげているのに、である。
「あんなフニャフニャしたもん食えないよ」猫のそういう声が聞こえるようだった。

気遣いの ふやけカリカリ 猫そっぽ

人間の食べ物で言ったら、ポテトチップスや煎餅をフニャ〜ッと柔らかくしたようなものだったのだろうか?確かにそれでは不味そうだw
以降、今のところはぬるま湯で柔らかくしたカリカリは出していない。
問題の猫は、身軽にタッタッと歩き、歯もしっかり生え揃っているので大丈夫のようだ。

食細き猫我を向き威嚇せり揃いし歯見て安心をする

2016年5月4日水曜日

餌皿は 植木の鉢の 受け皿よ (えさざらは うえきのはちの うけざらよ)

前々回の続きみたいな話。
猫の餌ほどではないけれど、餌を盛る器(餌皿)についても、飼い主さんたちはあれこれ考えておられると思う。
わが家の場合、はじめは(人間さま用)陶器の皿を餌皿に使っていたのだが、ある日、猫の1匹が台の上から落として割ってしまった。
やっぱり割れやすい材質はダメだな、と考えて次のを買おうと思い、ふとキッチンの一角を見ると、『麦とパルプでできた』とかいう使い捨てのボウル皿があった。

「あ、これいいじゃん。使い捨てだから洗わなくて済むし」
と思った。ご存知の方も多いと思うが、猫の食器は猫の唾液でベトベトガビガビになる(お食事中の方、すみません)。
猫はしゃなりしゃなりとお上品に食べているように見えて、けっこう食器をペロペロ舐めまわしているのだ。で、洗う際はゴシゴシ丁寧に洗剤をつけたスポンジでこするわけだが、ちょっと面倒に感じていた。
…と言うわけで、使い捨てのボウル皿をしばらく使っていたのだが、不経済性に気付くのに時間はかからなかった。8枚入りのボウル皿が消費税込みで98円なのだが、毎日使っていれば結構な金額になる。
「やっぱり洗って繰り返し使えるのが一番だな」
と思っていた矢先、某百円均一ショップでよさげな物を発見!

それは、植木鉢の下に敷く受け皿(6〜7号用)。
108円(消費税込み)で2枚入り!
ほどよい重さで猫も食べやすく、
カリカリやウェットフードが外にこぼれにくく、
何より洗いやすい!(←ここ重要w)
ほんと、水切れがいいので毎日の食器洗いが楽。

餌皿を 台より落とし 猫が割る

使い捨て 結局高く つきました

餌皿は 植木の鉢の 受け皿よ

そしてわが家の猫たちは、日々カリカリやネコカンを鉢皿の食器で食べている。
…しかし、ネットで調べたら、猫用の食器(ペット皿)がほどよい値段で売ってるんだよなあw あれ、洗いやすさはどうなんだろう?シリコン製のすべり止めが微妙に気になるが。結局買ってしまいそうだ。

2016年5月3日火曜日

猫短歌(猫とカリカリ、他)

カリカリを 一口かじり 「何これ?」と グルメな猫が 顔をそむける

缶切りで 猫缶開ける 音を聞き 屋根上の猫 駆け下りてくる

夕闇に 皿に盛られた カリカリを 猫がかじって しじまを破る

「またこれ?」と 言いたげな顔 カリカリを 皿に盛られた 猫が見上げる

段ボール猫のハウスに2匹乗り 屋根を破ってともに落ちれり

並べたる 皿に各々 猫どもの 縄張りがあり その場所で食う

久方の 猫缶出せば 猫どもが 競いとびつく 梅雨の夕暮れ

抱き上げた 猫のキックで ワイシャツの 胸の左の ポケット破れる

缶切れば 地の果てからも 駆けつける 超高感度 猫の耳かな

カリカリと 猫缶とでは これほどに 反応違う 猫の好みよ

「猫缶が出たそうだな?」と家出した猫が戻った晩はカリカリ

猫缶と カリカリ混ぜて 与えれば 猫缶だけを 選り食らう

梅雨時の 霧の公園 駆け抜けて 猫缶買いに 行き帰る夜

新しい段ボール製猫ハウス 三匹乗っても屋根は破れずw

名にし負う ささみを皿に 盛るならば 猫押し寄せる 文月の夕

腹くちく なるまで食いて 猫どもの ニャンとも鳴かぬ 土用丑夜

ささみ肉 味を覚えた 猫どもが 「これじゃないよ」と カリカリを見る

ささみ肉 出ぬとあきらめ カリカリを 仕方なさげに 齧るわが猫

嬉しげに 尾を右左 振りながら カリカリを食む さび柄の

ミギャギャギャと 餌をねだりて 夕時の 台所裏 若猫鳴けり

カリカリを 食べよ猫ども カリカリを 食わずばほかに 食す物なし

振る舞いの 猫缶食べず バカ猫が ニャーンと鳴いて また家を出る

肉の味 覚えた猫は 猫缶を 横目で見やり 口さえ付けず

夕食の 時間に遅れ 鶏肉を 食い損ねた猫 ニャーニャーと鳴く

食って寝て 年末年始 クリスマス 何も変わらず 猫は生きれり 



2016年5月2日月曜日

カリカリと 水だけがいい わかってるが

猫の餌に何を与えたらいいかで悩むのは、世界中のどの飼い主も同じだろう。
以前ネットで拾った情報によると、
「猫の健康と長生きのためには、ドライフード(カリカリ)と、新鮮で衛生的な真水が一番」
なのだそうだ。
意外というより、たぶん多くの飼い主さんは、
「ああ、やっぱりそうなの?」
と納得されるのではないだろうか。

どのドライフードのパッケージの裏にも
「あなたの愛猫のために、おいしさ・栄養・健康への影響、十分に配慮しました!」
という旨の効能書きが載っている。
確かに猫の健康と長生きのためには、これだけでオーケーみたいだ…。

カリカリと 水だけがいい わかってるが 
 
…でもね。ついついあげちゃうんだよねえ、他にいろんなものを。
ウェットフード(猫缶類)とか、ささみ肉とか。
一度与えたらもう大変。猫はカリカリだけでは満足できなくなるw

ネコカンは? ささみは?と猫 目でねだる 

カリカリだけを皿に盛って出した時の、猫のあのがっかりした表情と来たら!
結局、あれやこれやとあげてしまう。
ネットで、
「これを猫にあげても大丈夫だろうか?
とか調べながら。

カリカリと 水だけいいと わかれども ついつい与える 余計なおやつ 

ああ猫よ、グルメになってもいい、わがままになってもいい。
健康で長生きしておくれ。…と、今日も猫バカの私は祈るのである。

ささみ肉 茹で切り分ける 我の横 待ちきれぬ猫 跳びはね踊る

2016年5月1日日曜日

猫逃げり 窓のすき間を こじ開けて

わが家の猫の一匹、マカレル(オス、推定年齢1〜2歳)が、ある日前足をビッコを引いて帰ってきた。猫のさかりの季節だったので、オス同士の喧嘩で負傷したのかもしれないが、自転車かバイクに轢かれたのかもしれないし、悪意ある人間に傷付けられたのかもしれない。
私はすっかり気が動転してしまい、家族に向かって「今後、猫たちは完全室内飼いにする!」と宣言。猫たちは室内飼いのお猫様になった…。

とはいえ、全員が野良出身(上がり)。今までは自由気ままに家の周囲をうろつき回っていたのが、家の中から出られなくなり、欲求不満は高まっていたようだ。
通風と日なたぼっこのための採光に気をつけ、散歩のための猫用ハーネスとリードをネットで物色していた矢先のことである。
夕方、猫たちの部屋を訪れると、猫が1匹残らずいなくなっていた。脱走したのである。

猫逃げり 窓のすき間を こじ開けて

通風のため、部屋内の各窓を、左右7〜8cmほど開けておいたのだが、その家の一つが15cmほど開けられており、猫たちはそこから外へ出たようだ。鼻面を突っ込んで押し広げたか、前足で開けたのだろう。猫の知恵と底力は侮れないと知ったww

ササミより 自由の味は 美味なりき

あわてて外を探す気にはならなかった。家の周囲は自動車が走り回っているような環境ではなく、何より猫たちが帰ってくると考えていたからである。
思った通り、夜の7時を過ぎると1匹、2匹と戻ってきて、騒動の中心であるマカレルも11時ごろに帰ってきた。
猫の飼育歴の長い知人に聞いたところによると、さかりの季節にオス猫が前足を(喧嘩で)怪我をすることはよくある、とのこと。
いきなり猫たちの自由を奪ってしまった自分にも反省したが、やはり(行く行くは)完全室内飼いを目指しているのである。猫たちが知ったら怒るだろうがw

猫帰る 寝床とエサと 自由では どちらがいいか 訊くことはせず

2016年4月30日土曜日

エサねだる 時だけよい子 うちの猫

エサねだる 時だけよい子 うちの猫

去年引っ越した家で猫を飼い始めて1年。
4匹全員が野良出身ということもあって、関係構築には苦労したのだが、うち3匹までは始めの1〜2ヶ月で良く馴れてくれた。
…ところが、残る1匹だけが1年経過の現在もやんちゃぶりを発揮。気軽に背中をナデナデしようものなら
「フーーーッ!!」
と牙を剥いて威嚇してくる。
夜寝る時も、ほかの3匹は家の中の猫ハウス(段ボール製。でも完全個室w)で眠るのに、そのやんちゃ猫(かき丸)だけは、台所裏に置いてある別の猫ハウスで寝るのだ。

それだけ勝手気ままに生きているのに、お腹が空くと部屋に上がってきて、
「ニャ……ニャ……」(おなかがすいたよ〜)
と、それはもう本当に情けない声で鳴いて餌をねだるのである。
「よしよし、待ってろ」
と餌皿にドライキャットフード(いわゆるカリカリ)を盛って出すと、カリカリモグモグ一心に食べ始める。そーっと手を伸ばして背中をさすると、その時はおとなしく撫でさせてくれるのだ。

ところが、その後がよくないw 満腹になったかき丸は外へ出て行き、いつもの不機嫌な猫に戻る。
迂闊(うかつ)に手を伸ばすと、その鋭い爪でガッ!!!っと引っ掻くのである(命名の由来)。
それも、親愛の情からじゃれて軽く引っ掻くのではなく、こちらの手にザックリと爪が食い込む引っ掻き方なのだw

触るなよ エサだけくれりゃ それでいい (←猫の気持ち?ww)

しかし、元気であってくれればそれでいい、と飼い主は思うのである。
犬の権勢症候群に比べれば、猫のワガママなどまったく可愛いものだ。
ペットとの別れは、思いがけない形で、ある日突然訪れる。
この世に在って、ともに暮らしている間は、ただただ健康であってくれればそれで十分である。
…まあ、何かの芸を憶えてくれればもっといいがw

健やかで あってくれれば 我の手に 爪を立てるも それで善き哉