2016年6月22日水曜日

俳句・川柳・短歌(蔵出し)

俳句

秋夕べ 腹が空いたと 猫鳴けり (2015年10月26日)

猫肥えて 冬の寒さに 備えけり (2015年11月25日)


川柳

餌まだか 猫が怒って ドア叩く

戸を窓を 叩いて猫が 餌ねだる

どこにある 猫が飽きない カリカリは

猫の背を 撫でると餌を 食べ始め

「おやつどこ?」 キョロキョロ猫が 目で探す

ネコカンは? ささみは?と猫 目でねだる

夜に寝て 朝に起きれり わが猫ら

「飼い主の 心気遣い 猫知らず」 by 人間
「主人とは 思ってないよ あんたをね」 by 猫

猫動画 上げてなりたや ユーチューバー
芸なんか しなくていいよ 元気なら


短歌

猫を撫で 時間を忘れ オーブンの 料理焦げるを 匂いで気付く

猫どもを 三匹乗せた 猫ハウス 丈夫な屋根も 撓(たわ)みてきたり

猫動画 撮って一山 当てたいが 食って寝るだけ わが家の猫は

侵入者 奇妙な声で 追い払う 太った猫の 顔ぞ凛々しき

皿下げる 時刻になりて 猫どもが あわてて餌を がつがつ喰らう

新しく 買ったカメラを 向けるとも 顔をそむける 屋根上の猫

体拭き ブラシかけても 猫たちは 地面の上を 転げ回れり

ピコピコと 長き尻尾を 振り立てて 鯖虎の猫 ミャーンと鳴けり

門限に 遅れた猫が 締め出され 掃き出し窓より 朝帰りけり

朝来たり 掃き出し窓の すき間より ひと息に猫 塀に飛び乗る

またたびを 一つの皿に 盛るならば 二匹の猫が 取り合い舐める

夕暮れの 台所裏 猫二匹 寛ぎ涼む 箱(ハウス)の上で

茹で切りに 工夫凝らした ささみより カリカリ選ぶ 猫の気まぐれ

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