2016年4月30日土曜日

エサねだる 時だけよい子 うちの猫

エサねだる 時だけよい子 うちの猫

去年引っ越した家で猫を飼い始めて1年。
4匹全員が野良出身ということもあって、関係構築には苦労したのだが、うち3匹までは始めの1〜2ヶ月で良く馴れてくれた。
…ところが、残る1匹だけが1年経過の現在もやんちゃぶりを発揮。気軽に背中をナデナデしようものなら
「フーーーッ!!」
と牙を剥いて威嚇してくる。
夜寝る時も、ほかの3匹は家の中の猫ハウス(段ボール製。でも完全個室w)で眠るのに、そのやんちゃ猫(かき丸)だけは、台所裏に置いてある別の猫ハウスで寝るのだ。

それだけ勝手気ままに生きているのに、お腹が空くと部屋に上がってきて、
「ニャ……ニャ……」(おなかがすいたよ〜)
と、それはもう本当に情けない声で鳴いて餌をねだるのである。
「よしよし、待ってろ」
と餌皿にドライキャットフード(いわゆるカリカリ)を盛って出すと、カリカリモグモグ一心に食べ始める。そーっと手を伸ばして背中をさすると、その時はおとなしく撫でさせてくれるのだ。

ところが、その後がよくないw 満腹になったかき丸は外へ出て行き、いつもの不機嫌な猫に戻る。
迂闊(うかつ)に手を伸ばすと、その鋭い爪でガッ!!!っと引っ掻くのである(命名の由来)。
それも、親愛の情からじゃれて軽く引っ掻くのではなく、こちらの手にザックリと爪が食い込む引っ掻き方なのだw

触るなよ エサだけくれりゃ それでいい (←猫の気持ち?ww)

しかし、元気であってくれればそれでいい、と飼い主は思うのである。
犬の権勢症候群に比べれば、猫のワガママなどまったく可愛いものだ。
ペットとの別れは、思いがけない形で、ある日突然訪れる。
この世に在って、ともに暮らしている間は、ただただ健康であってくれればそれで十分である。
…まあ、何かの芸を憶えてくれればもっといいがw

健やかで あってくれれば 我の手に 爪を立てるも それで善き哉