2016年5月1日日曜日

猫逃げり 窓のすき間を こじ開けて

わが家の猫の一匹、マカレル(オス、推定年齢1〜2歳)が、ある日前足をビッコを引いて帰ってきた。猫のさかりの季節だったので、オス同士の喧嘩で負傷したのかもしれないが、自転車かバイクに轢かれたのかもしれないし、悪意ある人間に傷付けられたのかもしれない。
私はすっかり気が動転してしまい、家族に向かって「今後、猫たちは完全室内飼いにする!」と宣言。猫たちは室内飼いのお猫様になった…。

とはいえ、全員が野良出身(上がり)。今までは自由気ままに家の周囲をうろつき回っていたのが、家の中から出られなくなり、欲求不満は高まっていたようだ。
通風と日なたぼっこのための採光に気をつけ、散歩のための猫用ハーネスとリードをネットで物色していた矢先のことである。
夕方、猫たちの部屋を訪れると、猫が1匹残らずいなくなっていた。脱走したのである。

猫逃げり 窓のすき間を こじ開けて

通風のため、部屋内の各窓を、左右7〜8cmほど開けておいたのだが、その家の一つが15cmほど開けられており、猫たちはそこから外へ出たようだ。鼻面を突っ込んで押し広げたか、前足で開けたのだろう。猫の知恵と底力は侮れないと知ったww

ササミより 自由の味は 美味なりき

あわてて外を探す気にはならなかった。家の周囲は自動車が走り回っているような環境ではなく、何より猫たちが帰ってくると考えていたからである。
思った通り、夜の7時を過ぎると1匹、2匹と戻ってきて、騒動の中心であるマカレルも11時ごろに帰ってきた。
猫の飼育歴の長い知人に聞いたところによると、さかりの季節にオス猫が前足を(喧嘩で)怪我をすることはよくある、とのこと。
いきなり猫たちの自由を奪ってしまった自分にも反省したが、やはり(行く行くは)完全室内飼いを目指しているのである。猫たちが知ったら怒るだろうがw

猫帰る 寝床とエサと 自由では どちらがいいか 訊くことはせず

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