2016年5月11日水曜日

マタタビも 毎日出せば 猫飽きる

近所のDIYショップに、猫のトイレ用の猫砂を買いに行った時、マタタビの粉末を商品棚に発見。以前飼っていた猫がマタタビを好きだったのだが、今のわが猫たちに効くかどうかと思いつつも、リーズナブルな値段だったので購入、家に帰った。

猫のいる部屋には、ちょうど4匹のうちの3匹がたむろしていた。
一袋の中にスティック状のアルミパッケージが数本入っており、その個別パッケージを破って、3皿にそれぞれ同じぐらいの量になるように入れる。パッケージによると1頭につき0.5グラムがいいようだ。例によって与える前にネットで調べると、与えすぎて猫が興奮した挙句の事故も報告されている。十分に気を付けなければ…。

はじめにサビ猫(雌)の前に、マタタビの粉末を乗せた皿を差し出した。すると当のサビ猫は途端に興味を示し、即座にペロペロ舐め始めた。
その時、若猫のマカレルが近づいてきて、その同じ皿のマタタビを舐めようとした。その時である。
サビ猫(雌)が前足で若猫(雄)の頭をバシッ!と叩いたのである。
「これは、あたしのもんだよ。ひっこんでな!!」
…そんな声が聞こえてきそうだった。

犬でも猫でもそうだが、群れの序列に関わらず、雄は雌に頭が上がらないようだ。

で、頭を叩かれた若猫は怒るわけでも警戒して背中の毛を逆立てるわけでもなく、その場にひっくり返ってゴロゴロ言い始めた。匂いだけでもご機嫌になるようである(?)。
「ほらほら、お前の分もあるよ」
と、若猫にも皿を出し、リーダー格の猫にもマタタビを盛った(というほどの量ではないが)皿を出した。
3匹とも一心不乱に舐め続け、大した量ではないからほどなく舐め尽くした。そして3匹ともひっくり返り、気持ちよさそうに転げ回り始めたのである。
大成功!ww
猫たちの機嫌よさげな風を見て、飼い主もすっかり嬉しくなった。

こんなに喜んでもらえるなら、毎日やってもいいな。
いや、いっそマタタビを育てて、実を採取できるようにするか…。
そんなことを考える飼い主であった。まったくバカである。

マタタビも 毎日出せば 猫飽きる

猫たちが喜んでいたのは最初の数日、1週間もしないうちに、マタタビの皿に飛びつくことはなくなった。所詮は刺激物、べつに腹がふくれるわけでもなく、動物の本能が健全な判断を行なっている、ということなのか。
快楽に溺れることもなく、マタタビの皿に殺到することもなくなった猫たちの姿は、『自然の賢さ』を人間に教えているかのようである。考え過ぎか。

マタタビを 毎日出せば 猫も飽き 飼い主の顔 立てて舐めれり

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