2016年7月14日木曜日

猫短歌 六首

野良上がり 腰のリングの 輪に気付き 洋の血に 飼い主驚く

わが行手 先回りして 足元に ごろり転がる いたずらな

夜に みな部屋を出て 仕事無き 電気蚊取りの スイッチを切る

夕立の 滝のごとくに 降り落ちる 雨に驚き おびえ鳴く

玄関の 引き戸わずかな すき間さえ あっさりくぐり 入りくる

好物の 餌も今日には 口つけず の気まぐれ 今日も手を焼く

0 件のコメント:

コメントを投稿