2017年4月19日水曜日

こたつから 猫出て来やる 素早さに 氷雨降れども いま春と知る | 短歌十四首


また会えば 別れつらいと 猫たちの 前の飼い主 語りて帰る

こたつから 半身(はんしん)出して ハコ座り 我の訪れ 部屋で待つ猫

猫部屋に 野良猫来たり 置かれたる 猫らの餌を 悠然と食う

鉢合わせ 部屋に帰りし わが猫が 背の毛逆立て 唸りを上げる

はかとなき 後ろめたさを 見せながら 窓の外へと 野良猫去れり


こたつから 猫出て来やる 素早さに 氷雨降れども いま春と知る

猫たちが 部屋でくつろぐ 夕時に 台所裏 えさ皿を置く

我が腕に 抱かれし猫が 侵入者 向かいて唸る 奇妙な声で

恐い猫 家のまわりを うろついて 鯖虎の猫 部屋で丸まる
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…いや、実は私がたちが残した餌を、与えていたのがいけないのだがw いきなり餌やりをやめるのは可哀相なので、少しずつ減らしていこうと思う。
家の中に入れて飼ってもいいのだが、当の野良猫は白狸やマカレルとものすごく仲が悪いので、今の所は断念している。台所にえさ皿を用意して、台所裏に現れたらいつでも餌を与えられるようにしてはいるのだが…。あまり四角四面に考えず、様子見でいこうと思う。
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少しだけ 巡りあわせが 違ったら あの野良猫も 家族でありたか


ノミが出た 猫らの部屋に この春も また始まれり 戦いの日々

来いよ来い 来いっちゅーにと 呼びかけど こたつの中の 猫無視をする

変身の ポーズにも似た 格好で ストーブの前 寝転がる猫

食欲に 合わせネコカン 増やしたら 結局全部 たいらげる猫


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