2017年4月6日木曜日

抜け目なき 猫の瞳も 暗がりで 子猫のごとく 円(つぶら)になれり | 短歌七首


音も無く 我の背後に 忍び寄り 鯖虎の猫 気が付けばいる

抜け目なき 猫の瞳も 暗がりで 子猫のごとく 円(つぶら)になれり

飼い主が お湯に浸かりし 真夜中に 風呂場の裏で 猫けんかする

隠れたる 猫は何処(いずこ)と ねこじゃらし 振ればたちまち 姿現す

カーペット 端(はし)に猫爪 立てられて 猫抱き上げば 持ち上がりけり

窓閉めて 外出られぬと 悟るなり ごろり転がり 腹見せる猫

こぼれ落つ バターライスの 飯粒を が来たりて 舐め食う可笑し

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